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塾長コラム

自叙伝13(最終章)
自叙伝

フジゼミ設立から11年

初期のゼミ生はすでに大学を卒業し,幅広い業界で活躍している。

 

K君という卒業生がいる

フジゼミで勉強を始めたのは二十歳を過ぎてからだった。

 

彼はフジゼミで約2年間勉強し

22歳で(つまり4年遅れで)青山学院大学国際政治経済学部へ進学した。

 

4年遅れと聞くと,大きなハンデだと感じる人もいるだろう。

だが,学生時代に多くの経験を積んだK君は

数百倍という倍率を勝ち抜き,最大手のテレビ局から内定を勝ち取った。

現在は政治部のスタッフとして

たまに国会からのレポート姿を見せてくれる。

 

K君は大学4年生の時,フジゼミ生にエールを送りにきてくれた。

受験生時代の苦労話

バックパッカーで世界各国を放浪した話

若者の政治参加を呼び掛ける学生団体での話

いろいろな大学から集まった有志でチームを組みビジネスコンテストに出場した話

 

ノートパソコンとプロジェクターを使った話に

ゼミ生たちが目を輝かせながら聞き入っていた光景が今でも目に浮かぶ

 

K君に限らず,

毎年いろいろなOBがフジゼミを訪れてきてはゼミ生の前で体験談を語ってくれる。

「塾にOBが訪ねてくるなんて珍しい」とよく言われるが,

ゼミ生や卒業生の中には,目に見えない絆があり,

また次の世代へと受け継がれていっているように感じる。

 

さて,フジゼミを設立して私自身が変わったことがある。

それまでの私は,

・いかに世の中に名を残すか

・いかに稼ぐか

・いかに出世するか

とにかく「自分」中心の考えだった。

それが,若者を育てる中で確実に変わっていった。

 

私も今年で40歳。

これまでの人生で得た経験,知識,人のつながり,受け取った言葉などを

自分より20歳も離れた若者に伝えることができれば,

彼らが私の年齢になる頃には,とてつもなく大きな存在になっているかもしれない。

そんな可能性のある若者を

これから何百人,何千人と発掘し,育てあげ,広い世界へと送り出してあげたい。

それこそがフジゼミを続けていく一番の意義だと確信している。

 

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長らく書いてきましたが,

自叙伝シリーズはこれにて終わりにします。

 

コラムは今後も様々なテーマで書き続けます。

叱咤激励,リクエスト,質問など,執筆意欲につながりますので

遠慮なくご意見をお寄せください。

 

引き続きよろしくお願いします。

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